府中のコラム・フォー
住宅
都市に住む二家族の計画です。空間の構成が構造の形そのものでできている建物です。“開”と“閉”を明確にし、内部の光庭へ“開らき”、外部へ向かって“閉じて”います。また家とは、家族のために閉じられた系であると共に、社会へ向かって開かれた系の一単位でもあります。この建物も一層は仕事場として社会に開かれた“動”の場、二層は家族のための住まいとして閉じた“静”の場、三層は子供達の変化に柔軟に対応してゆく“半開”の空間としました。
© Photo by Koji Horiuchi